2016年06月24日

完全比例代表制の是非について

まず、念のためにお断りしておきますが、特定の政党や比例代表制そのものを批判する意図はありません。
『五十少女漂流記』の派閥要素は、原作にあった選挙が元です。
そもそも、我が国の現行の選挙制度は完全比例代表制ではないですし。
例が挙げられている場合のモデルは過去の外国の政治であって、現代日本にたまたま当てはまるとしても偶然だぞ☆

まず、完全比例代表制の長所としては、死票が少ないというメリットがあります。
つまり、少なくとも形式的には、民意が反映されやすい制度であるといえます。

ちなみに、当時もっとも自由な憲法とうたわれた『ワイマール憲法』でも、完全比例代表制が採用されていました。
では、なぜ完全比例代表制が問題なのかを、これから解説していこうと思います。

・小党分立による政局の不安定化

これは、少数派が議席を得やすいことによるものです。
それだけなら、民意を吸い上げる選択肢が多くて、かえっていいことのようにも思えます。

問題は、多数派が割れた結果、少数派が過大な権力を持ちやすくなることです。
キャスティングボートの回でもお話ししたように、『五十少女漂流記』でもあった、人数が一番少ない組がなぜか決定権を持ってしまうというアレです。
多数決で今後の行動を決定するという条件下で、お互いに譲り合えない主張を持ったメンバーが『3』対『3』対『3』に割れて、『2』が余っている時に、なぜか『2』の決定が全体の決定になるという。

実際は、『3』が黙って『2』の決断を待っているだけということはまずありません。
『2』を引き入れられれば勝ち、そうでなければ負けなわけですから、実際の勢力に比べて過大な見返りが、交渉材料として使われます。
『3』の側にいたはるのが試みた、島外における優越的地位を利用した利益供与の約束とかもそれですね。
(余談ですが、はるのが「誰でもいい」と言ったように、働きかけは絶対に『2』対してのみ行われるとは限りません。)

3「仲間になって下さい何でもしますから!」
1「おう考えてやるよ(仲間になるとは言ってない)」

ということも起こり得るわけですね。

※『五十少女』では、派閥に所属する全員の好感度+1、場合によっては装備なども提供されます。
好感度が+6になると子作りできて、最初から+3(派閥入りでさらに+1)の子もいるんですから、+1は凄いことです。

キャスティングボートの回でもお話ししたように、日本の政治でも、少数派から総理大臣が出るという事態が実際に起こったことがあるので、無視できる問題ではありません。
総理大臣は与党となる中の最大勢力から選ばないといけないなんて決まりはどこにもないですからね。
しょうがないね。

そして、少数派が幅を利かせられる状況下では、多数派同士は往々にして仲が悪いものです。
(もちろん、最悪自分たちが野党に甘んじてる間に、ライバルに失政してもらって次の選挙で……という考えもあるでしょう。)
つまり、多数派同士が組むのは非常に稀です。
結局、少数派が、数の割にはやたら強くなっちゃうわけですね。

念のためにお断りしておきますが、「この少数派は汚い」とか「くさそう」などと言いたいわけではありません。
状況次第では逆の立場にもなり得ますし、政策実現のために与党になろうとするのはむしろ当然のことです。
多数派たちにしても、どうしても少数派に足元を見られたくないのなら、一時休戦して多数派同士で組むという手も一応ありますし。

そして、実際は、少数派が、現在組んでいる相手と別の派閥と組むことを匂わせるなどの駆け引きを行うことも多々あり、政局は自然と不安定になります。それどころか、本当に組む相手を変えることもあり得ますからね。
野党の側も「いいよ、来いよ!」状態だったりしますし。
要するに、

3「仲間になって下さい何でもしますから!」
1「ん? 今何でもするって言ったよね?」

ということすら起こり得ます。
とにかく、局面次第では少数派が異様に大きな力を持つわけです。
もっと極端な例だと、

3「3人に勝てるわけないだろ」
1「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前」

そして、実際に勝ってしまうことがあるわけですね。
民意は多数派への支持が多い筈なのに……。
本当に民意が反映されているのか、これもうわかんねぇなぁ……。


・議会の機能不全による政情の不安定化

そもそも、少数派が議席を得やすい完全比例代表制の元では、極端な思想の政党が議席を得やすくなります。
それもまた民意、確かにそうではあるのですが……。

では、何が問題なのかというと……。
不倶戴天の敵が議会の両端に、そこそこの勢力同士でにらみ合うという状況も起こりやすく、まともな議論が行いにくい状況になります。
ちょうど、ワイマール体制下におけるナチスと共産党のような感じですね。
(なお、単純にナチス対共産党の1対1の構図だったというのは誤りで、実際は他の党も大きな勢力を持って分立しています。)
双方ともその他の党の顔色を見ながらやっていく必要があるわけですが、対岸に思想が違い過ぎるのが相当数いるのはお互いウザいってレベルじゃないわけです。
お互いに「やめてくれよ……(絶望)」という状態です。

この傾向は、特別決議などで、過半数よりもずっと多くの議席が必要な場合において顕著な問題となります。

そして、完全に話が通じない状況下では、人格者ですら暗黒面に堕ちえます。
例えば、『姉、ちゃんとしようよっ!2』で、柊雛乃が不穏な単語を呟きながら恐怖政治の傾向に陥りかけた時のように。

雛乃姉さんはすぐに戻って来られたのですが、世の中は、彼女のような人格者だけではありません。
膠着状態になると、

「今日はお前らの根性叩き直してやっから」
「人間の屑がこの野郎」

という、法に則らない焼き入れに走る可能性があるんですね。
「暴力はいいぞぉ〜」というやつです。
あーあ、もう無茶苦茶だよ……。

結局、すごく民主的な制度に見えて、意外にもクーデターや恐怖政治が起こりやすいわけですね。
実際の歴史上でも、議会制民主政治が独裁者を生み出した例は結構多いです。

そもそも、『ワイマール憲法』に問題が無いんなら、みんな真似する筈だというね。
やはりヤバい。

もちろん、上記のリスクを理解した上で完全比例代表制を導入するのなら、それは国民の選択なので構わないと思います。
ただし、安易に導入してはしてはいけない。(戒め)
posted by もえるユキダルマ at 03:11 | TrackBack(0) | 作品情報

2016年06月22日

夜中に『SAO』という文字列を見ると腹が減るのは、カップヌードルの『SiO』を連想してしまうからだと思う。

とりあえず、今回は講座回です。

・応援コメントへのレス

ご指摘ありがとうございます。
間違いではないのですが、言われてみれば誤解を招くかもしれないのは確かですので、もし次のバージョンアップがあったら、表現を改めさせていただくかもしれません。><

・オートシェイプいろいろ

マップ内のチップを選択してコピペした場合、それらを全て新しく置いた扱いになります。
したがって、オートシェイプも処理し直されることになります。
(MVの場合、シフトを押しながら置いたか、押さずに置いたかで変化します。VXaceのシフトキー効果を得たい場合は、ペーストではなくコピーの段階でも行う必要があります。)
これらの問題が発生するのは、主に、別の場所で作っておいた複数のマップを1つに統合する場合です。
影などを付け直す必要ができますので、気を付けてください。
あとは、うっかり別のマップが見えてしまわないように、余分に離しておいて下さい。
(このミス、コンシューマーですらたまにやらかすんですよね……。)

以前説明したオートシェイプやシフトのテクニックについて。
押したマスの効力範囲内のみ変更されるのを利用して、目的のマスではなく隣接したマスだけをクリックすることで、目的が達成できる場合があります。
本来の用途とは違いますが、川に橋を置いてみて、

  ・シフトを押しながら橋を置き直す、
  ・シフトを押しながら橋に隣接した川の部分を置き直す

などするとわかりやすいかもしれません。
川の場合はオートシェイプを使わないと1マス全部真四角の水になって変に見えるので使わないでしょうけど、このテクニックは他のオートシェイプ(MVマップで道路に建物を置いた場合など)にも応用可能です。
例えば、建物の下側はオートシェイプで道路との間にタイルができ、上側は追加タイル無しの自然な形にするというテクニックにも使えます。
上の方にある階は、感覚としては道路と隣接してるわけじゃないので、道路との間にタイルがあると妙な感じに見えることがあるんですよね。

・キャラチップとカメラワーク

オープニング等で、主人公(操作キャラ)を透明にして動かし、カメラワークの代用にするという手法もあります。
主人公が画面の中心になるという性質を利用するわけですね。
これは、『円卓のレスレクシオン』のオープニングデモでも使われています。
あれは実は、透明の主人公が海の上を移動しています。
命令文で『すり抜け』を許可することにより、通行不可の場所も通行できます。
(確か、『2000』の公式講座でも紹介されてましたっけね?)
(当然、最初の動作チェックの時は、透明化させずに座標をチェックするんですよ?)

え? それだと主人公がいないといけない場面で、主人公が見えないから困る?
そういう時は、NPCの見せかけの主人公を表示させます。
どうせ自分で操作できないんだから、NPCでも問題ないんですね。

ただし、いずれの場合も、主人公に『すり抜け』を許可した場合、後で元に戻すのを忘れないようにしましょう。
移動速度とかも、変えたなら元に戻してくださいね。忘れがちなので注意です。
さすがに透明化解除を忘れる人はいないと思いますが……。

なお、カメラワーク目的ではありませんが、移動速度を戻し忘れた結果が、『五十少女』の蜂の洞窟のアレです。
そう、ビーダッシュ。(笑)
うっかりさんは『移動速度』を変更しようとして、間違えて『移動頻度』を変更しがちです。
字が結構小さい上、1文字しか違いませんしね。><
うーん、俺もヤッたんだからさ。><
(本来は、ツクール側で『移動速度』を『移動スピード』にするとかして、わかりやすくしたほうがいいんですよね。)

なお、キャラチップを動かすイベント全般について。
見え方に強いこだわりがない場合は、『すり抜け』を強く推奨します。
(壁に当たって動けなくなるのは論外としても)想定外の位置に町の人が歩いてきていた場合など、『すり抜け』ができず、なおかつ移動が終わるまでウェイトの設定をしていた場合、ゲームが停止してしまうからです。
もちろん、イベントが終わった際の『すり抜け』解除を忘れないようにしてください。

posted by もえるユキダルマ at 01:44 | TrackBack(0) | 作品情報

2016年06月19日

艦これで『羽黒』と『利根』が並んでると一瞬『黒羽根』に見える件

羽黒(58番)利根(63番)でソートが結構近いし、両方重巡なのでわりと似たような海域で落ちるんですよね。

なお、アニメ『シャーロット』に出てくるあの子は『黒羽(くろばね)』で、読みは同じなのに字が違います。

それにしても、アニメ『シャーロット』面白かったですよね!!!
シャーロットちゃんかわいかったなぁ!

……知ったかやめろっ!? Σ( ̄口 ̄;

『シャーロット』のキャラ名の元ネタが横浜ベイスターズの関係者というのは、一部では有名な話です。
まあ、だーまえは横浜ファンですからね。
『古河ベイカーズ』と『リトルバスターズ』合わせたらベイスターズになりますし。

あと、僕自身は「ライトとレフトを交代」ってのは名采配だと思ってます。

……采配論はいいからっ!? Σ( ̄口 ̄;

ただ、(さすがにあんまり昔の選手は知らないものの)元ネタの選手が大体わかるだけに、真面目な場面でも名前を聞くと吹くってのはありますが。(苦笑)
全体的にバッテリー(投手・捕手)多めでしたよね。
ていうか、ヒロインがあの人ですからね!
他にも色々と、本人の顔がちらつくから野球選手の名前を元ネタにするのダメ、絶対。><

あと、一部の考察サイトには別の選手が書かれてましたけど、杉本の元ネタはコーチの方だと思うんですよね。
娘さんアイドルですし、名前もアイドルのあの子と同じですし。

……なんでそんなこと知ってんだよっ!!? Σ( ̄口 ̄;

……引くなっ!!! Σ( ̄口 ̄;


ついでに宣伝を。
『円卓のレスレクシオン』、好評発売中です!

▽DLsite様
円卓のレスレクシオン

▽DMM様
円卓のレスレクシオン

皆さん、いつもたくさんお買い上げありがとうございます。m(_ _)m
DMM様の方は、初日で20本近く出ましたね。凄い勢いでした。
まさかそんなに需要があるとは……お待たせしてしまったみなさん、すみません。><

・応援コメントへのレス

シルマの凌辱イベント発生後、シルマが仲間になっていなくても時のかけらが使える件。

いつもご指摘ありがとうございます。m(_ _)m
先日は別のお客様と間違ってしまってすみませんでした。
あと、非常に長い間遊んでくださってどうもありがとうございます。

おお……もうね……。
基本的に、最初からフラグを2重にしておけばいいだけなので、単純なミスですね。

ご指摘の通り、わかってて敢えて踏まないと実害がありませんので、他に大きなついでがあれば直させていただきます。
せっかくご指摘いただいたのにすみません。m(_ _)m
posted by もえるユキダルマ at 03:00 | TrackBack(0) | 作品情報